パリオペラ座ライブビューイング歌劇「西部の娘」

パリオペラ座ライブビューイング2013-1014
プッチーニ:歌劇「西部の娘」(2014年2月10日現地上演)
2014年6月14日 TOHOシネマズ日本橋

ミニー:ニーナ・ステンメ(ソプラノ)
ディック・ジョンソン:マルコ・ベルティ(テノール)
ジャック・ランス:クラウディオ・スグーラ(バリトン)

カルロ・リッツィ(指揮)
パリ国立歌劇場管弦楽団
パリ国立歌劇場合唱団
演出:ニコラス・レーンホフ


 低気圧の後の晴れ間ですが、こちらの体調は万全ではありません。
 いい演出でした。話は

(第1幕)19世紀中盤、カリフォルニアのとある酒場を仕切るミニー。酒場の常連の客の中に保安官ジャック・ラン      ス。しかしミニーに振られ、そこへ盗賊ジョンソン(実はラメレス)が登場、二人は引きつけられ

(第2幕)ミニーの部屋へジョンソンが。しかし見破られかくまうが、銃でジョンソンは負傷。
    レーンホフの演出では部屋はキャンピングカー風でピンクの色調。ぬいぐるみなども。家の両端の鹿の置    物の目が場面により光ります。

(第3幕)しかしジョンソンは逃走の果てつかまり、絞首刑へ。そこへミニーが登場、酒場の客仲間やランスに許し     を請い、二人は旅へと。レーンホフは廃車庫の場面設定、なぜまたこの場面だと思いつつ、処刑直前のミ    ニーの登場は豪華なミュージカルを思わせる階段から。しかも背景はどこかの映画会社の映画の冒頭を    飾る象徴に似たものが。
    ミニーは酒場仲間に、「昔は一緒に楽しくしていたじゃない」「罪人にも更生の機会はある」などと言い、二    人で豪華な階段を上っていく。その間保安官は金庫のそばを離れず、天へ向かって一発の銃声のみ。理    屈ではなく感情や お金で左右される現代の一面として見事に描いていました。            

 しかし歌手陣はさえません。ミニーのステンメのギンギン声は鼻につき、マルコ・ベルティは声、演技とも魅力なし。スグーラは可もなし不可もなしといったところです。
 それでもリッツィとパリ国立歌劇場管弦楽団が救ってくれました。場面の状況によく合致した演奏でした。
 
 この曲聴きながら、コルンゴルトヘつながっているなと感じました。

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