カラー化されたウルトラQ・地底超特急イナズマ号を検証する

 みなさんこんにちわMr.Tetsuoです。梅雨が明けました。しかし開けたその後ぐずついた天気と低温です。今日も曇りのはっきりしない天気で7月とはおもえないくらいうすら寒いです。明日からはまた夏らしく晴れて暑くなるようですが・・・。いつも早く梅雨が明ける九州地方はまだ梅雨が明けていないあなど、今年はおかしな梅雨明けですね。今回はこのほどカラーライズ化された特撮ウルトラシリーズの元祖-ウルトラQの第10話に登場した地底超特急イナズマ号について語りたいと思います。

 ウルトラQについては、いまさら改めて語るまでもありませんが、今に続く円谷プロダクションのウルトラシリーズの元祖番組です。最初は“アンバランス”というタイトルの予定でしたが、急遽変更されました。30分番組としては当時特出した制作費をかけて作られたウルトラQはそれまでは映画の世界だった怪獣の出てくる本格的なテレビ向特撮番組として当時大変な人気と話題になりその第2弾の続編が、毎回登場する怪獣を倒すヒーローを造ったウルトラマンです。(余談ですがウルトラマンも最初はベムラー(のち怪獣の名前に使用)というネーミングが予定され、容姿も怪人のようでした。)

 制作・公開は1966年で、なんと今から45年も前になります。全28話が制作され平均視聴率が30%を超える今では考えられない大ヒット番組になりました。

 当時まだテレビはカラー化が創世記でカラーで制作された番組はごく一部しかなく(新聞のテレビ欄にカラー番組はカラーと表記があったのが懐かしいです。)、このウルトラQは白黒のモノクロでオンエアされました。

 そのモノクロの世界がおどろおどろした怪奇の世界により恐怖を与えより効果的になったのは事実でしたが、この唯一ウルトラシリーズでカラー化されていないウルトラQをカラー化しようという取り組みが以前からありました。

 最初は2009年発売の『特撮ニュータイプ』10月号で「本作を全話カラー化する」と発表され、また同年4月1日限定でニコニコ動画に「ガラダマ」がカラーで公開されていました。
 カラー化の企画自体は過去に何度も検討されて、1990年代前半には数分程度の試作もされましたが、その時はあまりにも製作費が高額になるため中止となっていました。

 今回のカラー化は近年におけるコンピューター関係の急激な発達の賜物です。カラー化についてはモノクロフィルムのカラー化を多数手がけているアメリカのビデオ製作会社「Legend Films」と提携し、HDリマスターおよびカラー化された本作を『総天然色ウルトラQとして、45周年である2011年にDVDとBlu-rayで販売されました。なお、着色された物の中には実物と異なる物(上野駅名板等)や、演出上・当時の撮影技術の都合により、色が変更されている物もあります。
 (Wikipedia-ウルトラQより抜粋)

 今回、かなり高額でしたが、このカラー化されたウルトラQのDVDを購入しました。カラー化されたものだけでなく、カラー版と比較出来るようにちゃんと白黒版も付属いているところが、好感的です。(今回のカラー化には反対で、ウルトラQはやはり白黒だというモノクロ派の方たちも多いようなのでその配慮かもしれませんね。)

 カラー化されたウルトラQは、カラー番組というより、昔の映画でいうところの“総天然色版”といった感じで決してケバくはなく、昔のカラー映画を見ているような淡い彩色の素朴感があり全体的にはとてもいい印象です。
 ただアメリカで制作された影響で、この色はちょっと・・・という個所もいくつかありますが・・・。日本での最終的なチェックで見落とされたのか当時あった信号の枠が緑・白ではなく、踏切と同じ黄・黒の縞模様になっていたのを発見したのはご愛嬌です。

 このウルトラQシリーズには2話鉄道が出てきます。

 今回語る第10話と最終28話です。

 最終回28話は“あけてくれ!”というタイトルで、同じ年の1966年に登場したばかりで当時最新鋭だった小田急の2階建ロマンスカー3100形そっくりの電車(その模型が使われているのは間違いない)が“銀河鉄道999”のように空を飛びます。

 そして今回語る第10話はタイトルが“地底超特急西へ”で、“イナズマ号”という今みてもとてもカッコいい架空の超特急が登場します。

 

 第10話の白黒の時のDVDのBOXカバーです。

 登場する怪獣は人工生命体M1号という猿のような等身大の地味な怪獣ですがストーリーは特筆物で鉄道ファンには見逃せない回です。

 第10話“地底超特急西へ”のあらすじはこちらこちらの方が詳しく語られてます。

 当時、東京ー大阪間の東海道新幹線が1964年に開通したばかりでしたので、その2年後に制作されたこの回のストーリーは東京-博多間(番組内では東京-北九州間とされている)がまだ将来の夢の計画だった頃です。
 “地底超特急イナズマ号”はその東京ー北九州間を時速450キロで3時間で結びます。

 まだリニアが開発創世記で夢のまた夢だった時代(その4年後、1970年の日本万国博覧会の日本館で初めて一般庶民に未来の乗り物としてリニアモーターカーが紹介されました。)に未来の鉄道の発展を予言したこのストーリーは、当時小学生だった自分にとって衝撃的でとても印象に残りました。

 日本万国博覧会のリニアモーターカーについては本ブログでも語っています。こちらです。
 
 ほとんどがトンネル区間で、地上区間はわずか。(番組内で3個所地上に顔を出しますがあっという間に通過してしまいます。)

 そんなところは今建設中のリニア中央新幹線に似ていますね。45年前に時代を先取りしていて感心させられます。

 以下、購入したDVDをテレビ場面で映しその映像の静止場面を撮影しました。



 


 新東京駅と紹介されたイナズマ号の始発駅の出発シーンです。

 先頭部車両の入線シーンは東京交通会館で、車両側面からの乗降シーンは東京駅八重洲ビルの1階フロアーで撮影され模型と合成されています。乗降シーンの方、側面のイナズマ号は模型ではなく、絵コンテかもしれません。(当時CGなどありませんからね。)
 どうして同じ場所のはずの2シーンで撮影場所が違うのかは疑問ですが、床のタイルの模様が違うので判別出来ます。

 


 


 先頭部のアップです。45年も前に考え出されたデザインとは思えないくらいカッコいいです。

 
 


 


 正面からのアップです。顔立ちはネズミに似ているような気がします。(地底を走るという事から考えられた顔かもしれません。)

 

 
 側面です。“INAZUMA”のロゴがきまっています。

 


 “イナズマ号は飛行機と同じジェット燃料の噴射で走ります。短い羽根があり、そこから燃料を噴射します。
 そう考えると“イナズマ号は鉄道車両というより、編成も機関車と客車の2両編成ですし、運転席は片側のみで、羽根を持ち、むしろ地下を走る飛行機といったイメージです。

 ここで疑問点をいくつか列挙します。

 この膨大なジェット噴射の排気は、地下からどう排出したのでしょうか多数の排気口が必要だったと考えられますが・・・。あとジェット噴射ですから、地上区間の爆音もすごかったでしょうね。いまなら騒音問題でとても無理でしょう。

 もうひとつ両サイドの運転台ではない“イナズマ号ですが、北九州からの折り返しはどうしたのでしょうか
 もしかしたら全長の短い2両編成ですから全体を乗せるSLのような回転台があったのかもしれませんね。それとも先端がループ式の線路だったのかもしれません。

 あと2両編成で客車が1両(定員は不明)では、開通後増え続けるであろう乗客をさばくには、相当な本数を走らせなければならないと思うのですが・・・

 最後にトンネルに残された“イナズマ1号”を2号が救援にくるとの設定になっていますが、この路線、場面で見る限り、単線です。ということは2号は同じ線路を走って東京から来る訳ですが、片運転台ですので、バック走行しないと救援出来ません。あと連結面が斜めに切られていますので、どうやって救援(連結出来ない)するのでしょうか

 まあ45年前のSFの世界ですから硬いことは言わずにこれ以上深く追求するのはやめにしましょう。

 モノクロの“イナズマ号”もカッコよかったのですが、今回カラーライズ化され、初めて見る赤と銀と黒の3色でカラーデザインされた車両は、ものすごくインパクトがあり色彩センスも抜群です。当時の円谷プロのスタッフ、脚本・美術・特撮ミニチュア制作の担当者の方々は本当に素晴らしい感性の持ち主の方ばかりだったんだなと感心させられます。

 


 2両編成の機関車と客車の連結面です。連結方法は不明ですが、切り離しの仕方や客車の妻面から想像するに、強力な電磁石のようなものではないでしょうか

 切妻の連結面は直角90度ではなく北九州方向に斜めにスライドした形状です。

 


 客車は機関車から途中でトラブルから切り離されましたが、その妻面です。前述のように斜めに鋭角にスライドした形状がユニークです。

 


 客車の末尾面です。場面がぶれてはっきりしませんが、複雑な形状をしているようです。

  

 ストーリーは切り離された時速600キロで暴走する機関車を北九州の末端の車止で受け止めるという展開でしたが、その巨大な車止です。

 最終的にはこの巨大な車止でも600キロの速度にはさすがに耐え切れず衝突し後ろの設備までくい込んで、爆発炎上してしまいますが、個人的にこの車止なら時速200キロくらいまでなら止められそうな気がしました。

 


 その車止にイナズマ号の暴走する機関車が突っ込む寸前の画像です。この後、衝突し爆発炎上します。取り残された子供は吹き飛ばされましたが、耐火金庫に逃げ込んでいて無事でした。(イナズマ号の外に馬乗りになっていたM1号と一緒になぜか宇宙まで飛ばされましたが・・・。そのエンディングについてはギャグでウケ狙いですので、細かくは突っ込みません。)

 このカラー化されたウルトラQですが、もちろん画像もデジタルマスター化され場面のノイズが消され非常に綺麗です。とても45年前の作品には思えません。前述のようにモノクロの元版も付属していますし皆さんにもお勧めです。

 
『総天然色ウルトラQ』Blu-ray BOX T
バンダイビジュアル
2011-08-26


Amazonアソシエイト by



『総天然色ウルトラQ』 Blu-ray BOX U<最終巻>
バンダイビジュアル
2012-01-27


Amazonアソシエイト by



 では今回はこのへんで。
 
 また次回お会いしましょう。

 日本ブログ村・鉄道ブログに登録しています。下の各バナーをクリックしていただくと、別窓で各々のサイトが表示されます。またTOPページのバナーはサイトが直接移行します。ぜひ訪問してみてください。尚、クリックしていただくと、ブログランキングに連携し、皆様の清き一票(ポイント)が入り、このブログのランキングアップにもつながります。このブログ・記事を気に入っていただいた方のワンクリックをぜひお待ちしてます。ご協力をお願いいたします

  

 
にほんブログ村

 
にほんブログ村
 
にほんブログ村
 
にほんブログ村
 
にほんブログ村
 別カデゴリーでMr.Yoshioのドロップシッピング奮戦日記を掲載中です。こちらもぜひよろしくお願いします。
 
にほんブログ村</a>

 通販でのお買い物なら 
 
彩佳総合通販しょっぷ  

 良質な情報商材をさがすなら
 Mr.Yoshioの今話題の情報商材をもれなく紹介!




ウルトラQミュージックファイル Vol.2
バップ
TVサントラ

ユーザレビュー:


Amazonアソシエイト by




BIGLOBEニュースロゴ

ニュースをもっと見る

最近の画像付き記事