箕輪初心★川端康成「伊豆の踊り子」小説&映画では?

川端康成の「伊豆の踊り子」は静岡県の伊豆市〜中伊豆町〜河津町
〜下田市を舞台にしている。平成25年(2013)8月27日に湯ヶ野温泉
以外の「伊豆の踊り子」のコースを巡った。孤独に悩んでと伊豆へ
独り旅に出た青年が、天城峠を越えて下田に向かう旅芸人一座と
道連れとなり、踊り子の少女に淡い恋心を抱く旅情を描いた物語
である。しかし、テーマは小説と映画では、全く別の作品である。
みんな、凄すぎる。


(★天城峠旧道の川端康成のレリーフ)


◆◆ 箕輪初心★川端康成【雪国】&湯沢温泉 ★★
http://53922401.at.webry.info/201106/article_1.html

◆◆ 箕輪初心★川端康成【雪国】&高半旅館 ★★
http://53922401.at.webry.info/201306/article_1.html
★川端康成は新潟県湯沢を舞台にした『雪国』でノーベル文学賞を貰
った。外国の方から見れば、日本の美しい風景が描き出された良い作
品らしい。

●●●湯ヶ島:湯本館」=川端康成の「伊豆の踊子」執筆の宿●●● 


日本秘湯を守る会の宿だった。



【1】大正15年(1926)昭和2年(1927)川端康成の「伊豆の踊子」
雑誌『文藝時代』1月号と2月号に掲載。
金星堂より刊行。校正は梶井基次郎・・
川端康成は27歳。
テーマは主人公&踊り子の恋愛感情ではない。孤独感や寂しさ
を持つ主人公が人間の温かさ・様々な人間模様に触れ、少しずつ
人の痛みや愛情を感じて成長していくのメインテーマなのだろう。
いや人間の差別への怒りかもしれない。
・・・勝手な解釈なのだ。



【2】昭和29年(1954)美空ひばり・石浜朗主演のビデオ

踊り子は、純真無垢な女性として描かれている。
 東京のエリート学生への憧れが描かれている。



【3】昭和38年(1963)吉永小百合・高橋英樹主演のDVD

踊り子は、初恋をする多感な女性として描かれている。
踊子:薫は、いつのまにかこの映画では、16歳であった。
結構、吉永小百合は色っぽかった。

DVD・・・私=川端康成***の回想風に描かれている。
名前は川崎である。



【4】昭和49年の山口百恵・三浦友和の主演の映画
主人公&踊り子の淡い恋愛感情を描いている。
やがて、山口百恵&三浦友和は結婚した。





〜〜〜〜【伊豆の踊り子】〜〜〜〜〜〜
※川端康成の文章
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、
雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追
って来た。」

という書き出しで、物語は始まる。
なんて、美しい文章なんでしょうねえ。

※川端康成の文章
「私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり、紺飛色着物に袴をはき、
学生カバンを肩にかけた身支度で、伊豆を独り旅していた。
一人伊豆に旅に出てから、四日目のことだった。修善寺温泉に
一夜泊まり、湯ヶ島温泉で二夜泊まり、そして、朴歯の高下駄で
天城に登って来たのだった。・・・・」

★4日目から書き始めている。

●東京
大正の末?、昭和の初め?・・・主人公:私は一高生で20歳。
旅に出た理由
※川端康成の文章・・・下田到着前。
「二十歳の私は自分の性質が孤児根性で歪んでいると厳しい反省
を重ね、その息苦しい憂鬱に堪え切れないで伊豆の旅に出て来て
いるのだった。」




●修善寺の湯川橋
※川端康成の文章・・・後で書かれている。
1回目・・・「修善寺へ行く・・・湯川橋の近くでみかけた。



●修善寺温泉:・・・泊まった旅館は不明。
※ビデオ・・小説作家 「叔父の所にいかないのか?」
  私「学校を止めようと思っています。」
私は小説家希望だった。


 ・旅芸人一行も修善寺温泉に来ていた。


※ビデオ・・・福住旅館
 夕方、玄関先で演奏していた。

 (★美空ひばりは歌が上手かった。)

 私はそれを見ていた。〜〜〜風呂に入った。
 旅芸人の一行は夜までやっていた。
 私は急に旅芸人の一行の踊り子に興味を持った。
 三味線や太鼓、唄や踊りで、温泉場の料理屋や旅館の客を相手に
 ささやかな生計をたてていた。

 ★世間では低い身分とされて、さげすまれていた。
 主人公は何故だろうと感じていたのに違いない。

※ビデオ
朝・・・
私「下田に行こうと思います。」
  ・・・小説家に餞別を貰った。



●修善寺駅近くの湯川橋
※ビデオ・・雨が降っていった。
 私は下田を目指した。
民家の軒先で雨宿りをした。
 雨に濡れながら坂道を登っていく。

主人公はある期待を抱きながら・・・。


●ビデオ・・下狩野村の茶屋=雨宿りのできる茶屋
狩野城の前辺りであろうか?
旅芸人の一行が休んでいた。

※川端康成の文章
「・・・茶屋についてほっとすると同時に、私はその入り口に
立ちすくんでしまった。余りに期待がみごとに的中したから
である。
・・・突っ立っている私を見た踊り子がすぐに自分の蒲団を
外して、裏返しに傍に置いた。「ええ・・・」と行っただけで
・・・疲れと驚きとで・・・踊り子と間近に座ったので、
・・・」

★というよりは、旅芸人の一行を探していかのかもしれない。
実は、半ばこの旅芸人の一行を追いかけてきたのだ。



※川端康成の文章
「踊り子は十七くらいに見えた。私にはわからない古風の不思議な形
に大きく髪を結っていた。それが卵形の凛々しい顔を非常に小さく
見せながらも、美しく調和していた。髪を豊かに誇張して描いた、
稗史的な娘の絵姿のような感じだった。」

古風に大きく結わえた髪型で、卵形の小さな顔をした踊子を17
歳くらいだろうと考えている。恋愛対象だと思ったに違いない。

★稗史的(はいし的)な娘・・・どういう娘なのであろうか?
辞書で調べてもよく分からなかった。
きっと川端康成の美女イメージなんだろう。たぶん、
大和時代の卑弥呼・・神官付の巫女のような娘なのであろう。


 (★ポスターより)

※ビデオ・・・私は服を借り、着替えた。
主人公は人の温かさに触れ、こことよかったのであろう。
   旅芸人の一行が先に茶店を出た。

※川端康成の文章
「どこに泊まるんですか?」
と茶店のおばさんに聞いた。
おばさん「あんな者?物、どこでとまるのか分かるもので
ございますか、旦那様。お客はありしだい、どこだって
泊まるんでございますよ。今夜の宿のあてなんぞございますか?」
と、甚だしい軽蔑の言葉・・・それなら、今夜私の部屋に泊まらせ
るのだ、と思った程私を煽り立てた。・・・

★差別・・馬鹿にしている態度であった。
主人公はどう感じているのでろうか? 
自分は東京の一高生・・・超エリートなのだ。この後は普通は
東京帝国大学に進学がふつうである。川端康成が一高生なのだ。

※川端康成の文章・・・湯ヶ野温泉では
「好奇心もなく、軽蔑も含まない、彼らが旅芸人という種類の
人間であることを忘れてしまったような、私の尋常な好意は、彼らの
胸に染みこんで行くらしかった。」

とある。
主人公は、心の底に差別の心を持っていると判断できる。
そして、主人公は微妙である。泊まらせてどうするのだろう。


※ビデオ・・・私はお茶も飲まずに出た。追いかけるためだった。
       急いだので、餞別を店に忘れた。
       店の子:信吉が餞別をもって
        2時間後追いかけてきた。


●湯ヶ島温泉前

●浄連の滝・・・寄らなかった。
※ビデオ・・・私は天城に向かう山道を行く途中で追いついた。


●道の駅案内板



●トンネル=天城峠


「ここを抜けると、湯ヶ野、・・・ 
五人と川島は一緒にすすむ。
栄吉「大島のはぶ港の近く・・
   学生さんが泳ぎにたくさんやってきます。」


踊り子は「あそこを越えると湯ヶ野・・・あたしが生まれたところ。」

川島と踊り子は二人で先を歩いて行く。
踊り子は歌う。

途中で、踊り子は水を探しに行った。
踊り子「下田には赤ちゃんの49日・・大島に戻る。
  大島・・一緒に来ませんか?」


※川端康成の文章
「トンネルの出口から・・・芸人達の姿が見えた。6町=600m
と行かないうちに私は彼らの一行に追いついた。・・・」


※ビデオ・・・兄:栄吉が家族を説明した。
旅芸人の一行は栄吉と妻:千代子、千代子の母親:のぶ、雇い娘
の16歳百合、そして太鼓を背負ったの美少女の五人である。
五人一行を率いているのは踊り子の兄である。
踊り子は、薫(かおる)という名であった。
踊り子は下田まで私と一緒に旅ができると知って喜んだ。



※ビデオ・・・踊り子は、道中、生まれ故郷の甲府や今住んでいる
 大島のことを私に話して聞かせた。

踊り子のはずむような声が川島の胸に心地よく響いた。



●湯ヶ野温泉
※ビデオ・・・旅芸人一行は安田屋に泊まることになった。
実際は湯ヶ野温泉:福田屋である。
踊り子は、お茶を運んで来た。
はにかんで顔を赤らめたり、お茶をこぼしてしまったりするのだ。

主人公は踊り子が自分に興味を持っている。気に入ってもらって
いると感じたのであろう。もちろん恋愛レベルでない。
踊り子に惹かれ、一緒に下田まで旅すしたいと思った。



※ビデオ・・・私は??館に泊まった。
 踊り子と百合が薬を持って見舞いに来た。
 私は雨で風邪を引いてしまったからである。

主人公はきっと人の親切が嬉しかったのであろう

※ビデオ・・夜になった。
 すると、向かいの料理屋のお座敷が騒がしい。
 三味線や太鼓の音、人々の話し声やどたばたした音が聞こえてくる。
 旅芸人の一行がお酒の席で芸を披露しているのだ。
 「三島女郎衆はの〜え・・・解けて流れて〜〜〜 。」


辺りが静まり返った。
主人公は心は苦しくなった。
※川端康成の文章
「私は眼を光らせた。この静けさが何であるかを闇を通して見よう
とした。踊子の今夜が汚れるのであろうかと悩ましかった。
・・・・二時を過ぎていた。」

主人公は「汚れるのであろうか」と悶々と悩んだ。
きっと変な想像をしているのであろう。嫌らしい妄想であろう。
主人公の踊り子への感情は、恋愛とは少し違うと思う。
汚れていない触れてはいけない主人公の美意識=清純な美への憧れ
かもしれない。あるいは、無垢で神聖な美が誰かによって汚される
ことへの危惧感かもしれない。いいや、自分が彼女と・・・・と
いう発想かもしれない・・・???
いずれにしても、踊り子を1人の女性として愛しているわけで
はないことは確かである。



翌日、
※ビデオ・・踊り子と川島は囲碁で五目並べをした。
 踊り子「御免なさい。叱られる。」


※川端康成の文章
〜〜〜〜〜。二人だけだから、はじめのうちは彼女は遠くの方から
手を伸ばして石を下してゐたが、だんだん我を忘れて一心に碁盤の上
に覆いかぶさって来た。不自然な程美しい黒髪が私の胸に触れそうに
なった。

この辺の描写もいい。何がいいって?
川端康成流のちょっと色っぽい表現が・・・・。永井荷風的?
27歳の川端康成の表現である。

★川端康成は「伊豆の踊り子」を書いた湯本館では、いつも囲碁をして
いた。「伊豆の踊り子」の更正をした梶井基次郎の湯本館で囲碁を楽し
んだという。


ビデオ・・・川島は踊り子を送っていった。
撮影は湯ヶ島に橋の上・・・湯ヶ島温泉「湯本館」の
前の橋だった。
川島「僕のこと、変だと思った?」
・・・・・・
踊り子「東京に行きたい。」
・・・・・
川島「寄宿舎にいる。一人なんだ。」
踊り子「大島にお出でくださいませ。おじいさんの家があります。
 ずっといてもいいですよ。・・・
 赤ちゃんの法事が済んだら、大島に戻ります。
 一緒に行きませんか?」

主人公は踊り子が自分に寄せる無垢で純情な心から、
自分は孤児根性から抜け出せるのはないかと感じたのでは
ないだろうか?


※川端康成の文章
「・・・栄吉は朝から夕方まで私の宿に遊んでいた。
素朴で親切らしい宿のおかみさんが、
あんな者に御飯を出すのはもったいない。」
と言って、私に忠告した。

ここでも、世間の差別の実態が浮かび上がる。

●七滝:初景滝
※ビデオ・・・出てこない


●大滝
※ビデオ&小説・・・出てこない。


●湯ヶ野温泉:福田屋
※ビデオ・・・踊り子は湯ヶ野の生まれだった。
義母が疲れたので、湯ヶ野の「亀とこ」・・知人宅に寄ることにした。
湯ノ沢館の主人:純作が訪ねて来た。
父は栄吉・薫達が旅一座のついて行ったので、一人になってしまい、
家屋も借金のかたに取られてしまっていたのだった。

湯ノ沢館の純作「栄吉・・・薫がかわいそうだ。引き取ってくれ。」
と湯ノ沢館の父に頼んだ。

実の父が亀とこに訪ねてきた。

兄:栄吉達は父を訪ねた。・・・


湯ノ沢館の純作が
「薫が今みたいな生活はよくないと思う。
 薫を引き取りたいんだ。・・・・ゆくゆくは嫁に欲しい。」
と言った。

踊り子
「あれが私の生まれた小学校、
 あれがあたしのうまれた家・・・」

兄は踊り子に
「純作が嫁にしたい。」
と話した。
踊り子「まだ、考えたことがない。」


川島はがっかりしたに違いない。そして、もう東京に
帰ろうと思ったのに違いない。




※ビデオ・・・栄吉は「後一日、いる。」と川島に告げた。
 栄吉「湯ヶ野の湯ノ沢館には行きたくない。」
・・・湯ノ沢館の元の持ち主の父がいるが、今は経営者が違う。

夜、猟友会の客はあり、旅芸人一行も呼ばれた。

「湯ノ沢館・・・景気がいいらしい。」
湯ノ沢館の主人も来ていた。
栄吉はかっとなった。・・・父の湯ノ沢館を乗っ取った形で
あったからである。父は風呂番の仕事をしているのだった。

踊り子と百合は踊った。・・
湯ノ沢館の主人は
栄吉がその夜居酒屋で飲んだくれた。

 
翌日、旅だった。
六人で歩んで行った。


踊り子は
「あれが大島、来て下さいね。」

旅芸人一行は
「大島に来て下さい。」
と言った。

主人公は五人と素性の違い=身分の違いを気にいていない
ようである。人間同士の交流から人の温かさを肌で感じていた
からかもしれない。



●湯ヶ野温泉:「福田屋」
川島が川向こうの共同湯に目をやった時・・・。
※川端康成の文章
「ほの暗い湯殿の奥から、突然裸の女が走り出して来たかと思うと、
 脱衣場のとっぱなに川岸へ飛びおりそうな格好で立ち、両手をいっ
 ぱいに伸して何か叫んでいる。手拭いもない真っ裸だ。それが踊り
 子だった。若桐のように足のよく伸びた白い裸身を眺めて、私は心
 に清水を感じ、ほうっと深い息を吐いてから、ことこと笑った。
 子供なんだ。私たちを見つけた喜びでまっ裸のまま日の光の中に
 飛び出し、爪先きで背いっぱいに伸び上がるほどに子供なんだ。
 私は朗らかな喜びでことこと笑い続けた。頭が拭われたように澄ん
 で来た。微笑がいつまでもとまらなかった。」

このシーンが「伊豆の踊り子」の中で最大のクライマックである?
 ロリコン趣味的な文章???
 この美少女の描写が素晴らしいのだ。


※ビデオ・・・美空ひばりは脱がなかった。
当時は犯罪だもんね。

 (★ビデオより)

栄吉「まだ、子どもなんですよ。・・14歳ですからね。」と話した。
主人公は17歳くらいだと思っていた踊り子が、実はまだ14歳で
あることが分かる。・・・・踊り子に女性の爽やかな憧れのような美
を感じていたが、踊り子が性に対して、無頓着だと感じた。子どもだ
と気づき、気持ちは・・汚れるという思いからきっと解放されたので
あろう。恋愛対象から、可愛い子どもになったのであろう。
そして、主人公は「踊り子は、自分に淡い恋心を抱いた。踊り子
は自分を優秀な東京の学生さんという憧れを抱いているのでは
ないか。」と感じたのであろう。


旅芸人一行は、私と下田へ向かった。

●下田到着前。
※川端康成の文章・・・
「二十歳の私は自分の性質が孤児根性で歪んでいると厳しい反省
を重ね、その息苦しい憂鬱に堪え切れないで伊豆の旅に出て来て
いるのだった。だから、世間尋常の意味で自分がいい人にみえる
ことは言いようもなくありがたいのである。・・・」

★主人公は勉強はできるが、人から認められた経験が殆どなかった
のではないだろうか?つまり、川端康成本人が・・・。


※川端康成に文章
===「物乞い旅芸人村に入るべからず。」===
※ビデオ・・・湯ヶ野温泉の前であった。

●蓮台寺

●下田
※ビデオ・・・下田に着いた。
 私「明日は東京へ帰る。」
 と告げた。
★何故かはわからない。

旅芸人一行は常宿の「甲州屋」に泊まった。
「私」は「山田旅館」に泊まった。


踊り子は川島との活動=映画見物を楽しみにしていた。
川島は五人を活動(映画)に連れて行こうとする。
しかし、兄嫁の母親から活動=映画行きを反対された。




翌朝、別れの日
踊り子の兄:栄吉が川島を船着き場に送っていった。


船着き場に近づくと、海辺に踊子の姿があった。
踊り子がうずくまって川島を待っていたのだ。
川島を乗船場までみ送りに来たのだ。

栄吉が切符を買っている。
川島は「櫛、もらっていい?」
踊り子は頷いた。

 (★ビデオ)
川島が船に乗り込もうと振り返った時、
踊り子は
「さよなら」
を言おうしたが、うなずいて見せただけだった。

踊り子「大島に来て下さいね。」

川島の乗った船が出航した。
遠ざかっていった。

手を振る踊り子。
川島も甲板で見ているだけだった。

船が次第に小さくなっていく。
大きく曲って岬のかげに隠れた。
川島の手には、さっき踊り子からもらった櫛が握られていた。
川島は涙を出るにまかせた。
川島はあふれる涙をぬぐいもしなかった。

船はもう、見えない。
踊り子は兄に「帰ろう。」と言われても、川島の方を見ていた。

★感動的なシーンだった。

※川端康成の文章の最後
「〜〜〜〜頭が澄んだ水になってしまって、それがぽろぽろ零れ、
その後には何も残らないような甘い快さだった。」



★個人的な感想・・・・・・・・・
起承転結のはっきりしない小説で、結構、ストレスが溜まった。
漫画でのストーリーのはっきりした物語とちょっと違うのだ

川端康成本人の孤児根性が踊り子&旅芸人一行の差別を気にもしない
本質的な自由や人の心を受け入れる幅広い心、触れあった人々の人間
模様など、主人公の心の変化を扱うことが27歳に川端康成本人に自
分の小説家への自信となったのであろう。自分の経験を元にした私
小説なのだろう。暗い固定観念から脱却する自分は人との触れ
あいからしか、自分の成長はあり得ないということなのだろうと思う。


「青春は壊れ物・・・」
ふと、岩崎宏美の「思春期」という歌を思い浮かべてしまった。











【2】 「伊豆の踊子」主演:高橋英樹&吉永小百合
タモリは「吉永小百合はうんこしない神聖な人だ。」
と20年以上前に言っていた。


●伊豆の踊子
現代・・・
川端康成(宇野重吉)の40年前の回想・・・回想
 宇野重吉の語り
「・・・」

伊豆の旅行・・・
@茶屋に向かうシーン・・・1回目に旅芸人を見た。
子ども達「たたけ、たたけ、太鼓をたたけ。」

A茶屋シーン
「もう、こんなかわいいあんこになって・・・」
奧へ
店の女「悪い女に引っかかっちゃ、だめですよ。」
質問・・・
 「・・・どこに泊まるんですか?」
★差別発言・・・
 50銭・・・

B川崎はトンネルの中を走った。

C出口付近・・・踊子達がいた。
  花を愛でるシーン・・・
「高等学校の学生・・・
「島に学生さんがきます。・・・」


D湯ヶ野「天城屋」・・・
「一緒に泊まりたい。」・・
  

Eお茶を渡すシーン
恥ずかしがって、茶をこぼす。・・・
 兄嫁の母「嫌だよ。この子は色気づいて・・・」


E木賃宿=女郎宿から別の宿に紹介される。
栄吉はいい宿に連れて行った。
 栄吉「湯をいただきに参るんですよ。」

F踊り子達は・・道端で踊っていた。
客に呼ばれた。・・・座敷へ・・

G主人公:川崎は、風呂であった囲碁好きの男と
  囲碁を打っていた。
隣が気になった。〜〜〜覗いた。
男「旅芸人に興味がおありかな?」
この男は置屋の主人だった。
踊子に客相手をさせようと思ったのだ。

H隣の宿は盛り上がっていた。
踊子は踊っていた。
「旅芸人に興味、おありかな?」
酔った大店の息子は、抱きつこうとして、奉公人を殴った。
安来節で栄吉は踊っている。


I隣の部屋は終わった。静まりかえった。

J夢を見た。
 「川崎は、踊子はさっきの大店の息子のHしている場所に、外
 から、2階に忍び込み覗きこんだ。現行犯で見つかって滝にほ
 うり込まれる・・・夢だった。
 ★DVDでは、川崎は悶々とするシーンは夢だった。

K踊子の兄:栄吉と私は共同風呂に入った。・・・
 踊子は、川向こうの共同浴場から出て、川に架かっている橋の
 向こうから、素っ裸で手を思い切り降った。
 栄吉「いつまで子どもなんだから・・・」
吉永小百合は、素っ裸で手を振ったのだ。
  替え玉かもしれないが・・・


 (★DVDより)

L翌日、踊子は、村の子ども達と鬼ごっこをしていて
 同じぐらいの年の女の子が伏せっているのに、気づいた。
 踊子は彼女は客を取らされて、体を壊したと知った。
 女将は踊子に「あんたもいずれこうなるさ。」
 薫はショックだった。・・・

M夕方、踊り子達は道端で部屋に呼んでくれる客を捜していた。

N囲碁をしていた。
 窓から呼んだ。・・・女達は風呂に入った。
 踊子は烏の行水・・・で風呂にはいった。
 囲碁・・・五目並べだった。

M「下田に行く」予定が・・・一日、延期となった。


N踊子は・・・「水戸黄門漫遊記を読んで。」
と、紙屋に頼んだ。

O栄吉は、呼ばれた部屋で「国定忠治」を演じていた。・・・
次に。踊子は、三島女郎衆は〜〜〜

P川崎は踊子達の部屋で待っていた。
 「水戸黄門漫遊記・・・下田で活動に連れて行って
  下さいましね。・・・」

Q夜、風呂に入っていると・・
 酌婦と踊子の仲間が・・・同じ混浴場で喧嘩になった。

Q翌日、17歳の「おきよ」死んだ。
 朝の内に、葬式もせず、埋めるらしい。

R踊子一行と川崎は・・
後、下田まで「五里」の所まで来た。
近道へ・・・

S二人になった。
「・・・大島のはぶ港・・・
 甲府や大島の話をした。・・・
 やがて、栄吉達も来た。・・・水を探してきた。

21 水飲み場・・

22 踊子「下田で櫛を買うの・・・」
 川崎「その櫛の方がいいのに・・・」

23 杖代わりに篠を持って来てやった。

24 下田に着いた。・・船は着いていなかった。

25 下田の甲州屋に着いた。栄吉はいい宿に連れて行った。
踊子は「 活動に連れて行って下さいましね。」

26 夕ご飯・・・
踊子は川崎が来ないかとそわそわしていた。
おっかさんは、「活動にいってはだめ・・・
お座敷が・・・
旅芸人の娘が学生に惚れるのを危惧していたのだ。
世の中にどうようもないこともある。
旅芸人をしていれば、・・・
踊子は「お座敷がかかった。・・・」

川崎「東京に帰らなくてはならなくなった。」
踊子「ええ・・」
川崎は栄吉達に「・・・帰らなければ、ならなくなった。」
と、告げた。赤ちゃんの餞別を渡した。

踊子は泣いた。
川崎は、部屋で踊子に貰った鶴を眺めていた。・・
やがて、鶴を捨てた。
日記?を書いた。

24 朝が来た。
栄吉は下田港へ案内した。
「夏休みになったら、・・大島に・・・」


踊子は・・・ヤクザに絡まれた。
ある男に助けられた。
「港へ・・・」
  男「せいぜい、別れを惜しんできな・・・」

船は出ていった。
踊子は桟橋にかけていった。
白いハンカチを振った。
やがて、川崎も気づき、大きく手を振った。



2つのビデオ・BVDを見たが、
「川端康成の原文がずいぶんと歪められているもんだと思った。
小説はト書き・説明があるが、映画は、表情で表現するしかない。
小説、それぞれの映画作品が全く、別の作品かと思えるようで
ある。映画が悪いと言っているのではない。脚本家・監督って、
凄いなと思うのである。
「風たちぬ」も同様なんだろうな。早く見ようっと。





★明日は北条早雲かな?

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