伊賀上野・町並みひな祭り 輪行サイクリング顛末記

伊賀上野・忍者の里へ輪行してきました。
実は、僕の輪行史上初めて失敗となってしまいました。

行くときは、JRを使って長尾駅から出発。
学研都市線で木津まで、関西本線で伊賀上野へ向かいます
関西本線は木津の次の加茂までは電化路線ですが
加茂から先は非電化単線のローカル線になります。

加茂駅で乗り換えたのはキハ120。新型の気動車です。
二両編成で亀山よりの一両は一部クロスシート
奈良寄りの一両はロングシートでした。

後醍醐天皇ゆかりの笠置、梅渓で有名な月ヶ瀬口などを抜けて
のどかな山里の景色の中をキハは快調に走り抜けます。
車窓に小さなお城が見えてくるといよいよ伊賀上野です。

J
Rの伊賀上野の駅は上野市街からは離れていて
近鉄から分離した伊賀鉄道が伊賀神戸まで走ります。

でも、僕たちは今日、伊賀上野で写真撮影に夢中で、
乗り継げず駅前で自転車を組み立てて
お城のある市街地へと入っていくことにしました。

伊賀上野は市町村合併で今は「上野市」になっていますが
僕の中ではいまだに”上野町”という西岡たかしさんの歌の町。
高校時代に何度も訪ねた大好きな故郷のような町です。

♪私が訪ねた上野町
 忍者屋敷の上野町
 小さなお城の伊賀の町
 静かな暮らしの上野町

 桑町茅町広小路
 もひとつ揺られて上野町♪

お、YouTubeで発見!やったね!よければ聞いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=ZGFkJZggCjc



伊賀鉄道も赤字ローカル線で、電車に忍者のペイントをしたり
イベント列車を走らせたりとか、ファンクラブを作ったりと健闘中。

さて、町中探索です。ところが、いつも朝ごはんを食べてこない相棒が
今日も同様で「お腹すいた」と連発。
仕方がないので、伊賀牛すきやきの”伊藤”さんへ寄り
前回と同様に、牛丼をいただきました。

もちろん彼は大盛、食べすぎると調子の悪い僕は並盛です。
お味は絶品、これでしばらくは280円とかの牛丼は
きっと喉を通らないことになってしまいそうです。


ちょうど、3月4日までは「町並みひな祭り」が行われていて
商店などが店内や通りに面したところに、
家に古くから伝わる雛人形を飾っています。


どこのお店も声をかけると快く入れて見せていただけます。

中でも町並みセンターでは葛湯も振舞っていただき


江戸時代の紙でできた流し雛も残されていました。
もともとは、雛人形は川へ流すために作られたもので
和歌山や鳥取などでは今も、川へ流す習慣があります。



伊賀上野は秋のだんじり祭りでも有名ですが
その上野天神宮さんへもお参りしてきたのですが
小銭がなくて、お賽銭を納めずにお参りだけで引き返しました。

あとはお城です。木造校舎のある小学校の横を通って自転車で登城。
高石垣を見て、天主の下まで自転車で行ってしまいました。

上野城は築城の名手と言われた藤堂高虎の築いた城ですが
天守閣は後世に作られた「日本最後の木造天守閣」だそう。
少年忍者達がいたのですが、ちょっとお疲れ気味でした。

天守閣の周りを一回りして、少しだけ咲いていた梅の木を撮り

僕はお土産屋さんで”かた焼き”を試食して、
一番おいしいと感じた「森本芭蕉堂」のものを買い求めました。


そして、帰り道、今度は自走して帰ります。
自宅まではおそらく60キロほどで、暗闇になる前には着きたいところ。
でも、途中で川に注連縄が張られていたりするとはいパチリ。

少々遅れてもどうってことない、すぐに追いつくはずです。

ところが、先を行くルイガノ氏に今日はどうしても追いつけません。
「ソンナハズハナイ」と自分を鼓舞するもののどんどん離れていきます。
どうしたんだ?と自分に問うてみてもわからず。
なぜか足が重い、回転が上がらない…おっかしいなぁ。
それでもようやく10キロほど上野市街から離れた下り坂
後輪から突然、「キー」と言う音が聞こえました。
自転車の悲鳴です。あわてて自転車を止めました。

こうなったときは大体がベアリングの異常です。
自転車を止めて調べてみると、ハブが回らない。
つまり後ろの車輪がまったく動かない状態です。
うーんと力を入れてみてもほとんど動きません。
これが原因だったのかとちょっと納得。
気づかずに先へといってしまったルイガノ氏に
電話で連絡。ゆっくりと転がすように坂を下りていきました。

落ち合って、もう一度、よく見てみました。
車体に固定されたハブ軸が、ベアリングを介することで
車輪が回るという仕組みなのですが、ベアリングを介して
つながっている車輪とハブ軸が一体化していて全く動かない。
どうしてしまったのだろう…工具も何もない状態で
ここでは直すことができません。

結局、クイックリリースを緩めて、車輪が回転するごとに
車軸を受ける車体側が削れるのを感じながら(涙)、
押し歩いて一番近い駅を目指すことにします。
「こんなときにスマートフォンが役立つ」と
ルイガノ氏は鼻の穴を膨らませますが、
いやいや、僕のke-taiでも見れなくはないんだぜ。
でも、とりあえず自転車の故障のショックで頭の中が白紙で
なぁんにも考えられないだけでした。
一番近い島ヶ原駅へと向かいます。

ちょうど走ることになった道は「大和街道」で
旧本陣なども残されていました。


島ヶ原駅に着いて、自転車をばらし30分以上も列車を待つ間
関西鉄道創設からの駅舎だという島ヶ原駅を撮影。


どこかに”関西鉄道”ゆかりのものはないかと探したけれど
結局は見つからず、ちょっと残念でした。



来るときと同様に、加茂で乗り換え、木津で乗り換えて長尾着。
駅までは佳人の運転するノアでお出迎えです。
あー参ったなぁ。早速、あさひに持ち込み修理に出しました。
ハブ軸のねじ山が擦り切れていて、店長の予想では
ナットとハブ受けがうまくしまっていないまま走ることで
ナットが空回りして片方はねじ山を壊し、
片方は目いっぱい閉まってしまい動かなくなったとのこと。
交換には部品の取り寄せが必要で3000円ほどかかりそう。
とりあえず、お願いして預けて帰ってきました。

結局、今日の輪行サイクリングは長尾駅まで含めて35キロ
初めての輪行サイクリングでの失敗となってしまいました。

朝起きると、足がパンパン。やはり無理して漕いでいたんですね。
それにしても、トライチ君の修理が、
週末の奥多摩輪行サイクリングには間に合うかと心配です

伊賀名物 かた焼き
森本芭蕉堂


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