石ヶ谷公園の明錫亭と明石ザウルス:Nikkor-SC 5cm F1.4 LM

前回、Nikkor-SC 5cm F1.4を試し撮りをした時は近接撮影でしたが、今回はもう少し離れた被写体で試すため、近所の石ヶ谷公園にある明錫亭という中国からの贈り物と、最近改装された大きな滑り台である明石ザウルスを撮ってみました。
カメラはNEX-5Nでスタンダード、WBはオート、絞りは指定がなければF2.0でとりました。

まずは明錫亭です。
屋根の端にフォーカスを合わせました。

手前の梅の花が少しピントから外れています。画像中心部分はそれほど気になるようなボケ方ではないのですが、周辺の花が、おそらくゾナー型特有かと思いますが、画像中心に向かう鋭いくさび形のフレアが出ていて、何とも気持ちの悪いボケに見えます。このような中途半端なボケには注意が必要なようです。
もう少し近づいてみました。

まだ手前の木のボケ方はよくはなく、細い枝は2線ボケしています。屋根は、少しパープルフリンジが見られますが、それなりによく写っています。
もっと近づいてみました。建物のてっぺんではなく屋根の中心部分にピントを合わせました。

梅の花もこのくらいボケれば、気持ち悪いフレアがまとわりつくことなく、小枝も2線ボケが無くきれいなボケになっています。
建物のてっぺんの付け根の花柄にピントを合わせてみました。

もう手前の木の枝や花のボケに問題はありません。瓦の艶もよくわかります。
手前の木の黄色の花にピントを合わせました。

建物は派手にぼけたものです。非常に柔らかい色の混ざり方です。背景が明るいのでF5.6に絞っているのですが、もっと絞って建物がわかる方がよさそうです。
しかし絞らなくても少し花から遠ざかれば背景のボケは減ります。絞りF1.4です。

絞りを開けても背景は同じくらいのボケです。
もっと遠ざかります。

建物の存在がわかります。このくらいにしておいた方がうるさくなくていいでしょうか。
逆に、最近接では絞りF5.6でもよくボケます。

絞りF5.6で近くにある同じ花の木全体を撮してみました。

コントラストは高いようです。

次は大きな滑り台、明石ザウルスです。この日はまだ寒く人気も少ないですが、小学校終業式の日は子供が鈴なりに遊んでいました。絞りはF2.0です。

絞りは開放から1段だけ絞ったF2ですが、画像中心部分はかなりシャープに写っています。しかし左端の鉄柱はかなり滲んでいます。
もう少し近づいてみます。

奥行きがある被写体では、やはりF2.0では画像周辺ではあちこち滲む所がでてきてもう少し絞った方がいいようです。手前の木の写りを見るとかなりコントラストも高いようです。
滑り台の後ろの逆光側に廻ってみます。

明石ザウルスの頭の部分です。画像周辺になる頭の上の部分はかなり滲みパープルフリンジも見られます。F2.0からF5.6に絞ってみます。

滲みやパープルフリンジは消え、色倍率収差が少しだけ残りました。コントラストが高いので逆光の条件ではもう少し黒つぶれが起こるかと思いましたが、それほどでもありません。ただ、絞り開放近くでは周辺画像はかなり甘いので、日の丸写真に徹するか、必要に応じてF5.6くらいまでは絞って使うのが良いようです。
いずれにしても、画像中心部の解像など50年前のレンズとは思えない面もありますが、周辺が甘いように50年前の特徴も感じられる味のあるレンズでした。

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