御衣寺(おころもでら) 〜 宝亀院(ほうきいん) 〜

 観賢僧正(かんげんそうじょう)が掘ったと言われる井戸がありました。
弘法大師のお供えをする御衣染めに使う井戸だそうで、後ろの蛇口からこの井戸の霊水をいただく事ができます。



奥の本堂の手前に礼拝するお堂があり、ここには、醍醐天皇の夢枕に立った髭が伸びて、衣は汚れてぼろぼろの「弘法大師」のお姿の絵が祀られていました。
かなりイメージの違う弘法大師に、少し恐怖を感じました。


通称、御衣寺(おころもでら)。弘法大師の没後86年目にあたる延喜21年(921)10月のある夜のこと、醍醐天皇の枕元に弘法大師が立った。天皇は直ちに勅使を高野山に向かわせたところ、延喜21年11月のある明け方、御廟に弘法大師が現れたが、その衣はひどく汚れていたので、勅使に同行していた観賢僧正(かんげんそうじょう)は大師の汚れた衣を替えたという。このことが基になり延喜21年(921)に醍醐天皇の勅命により観賢僧正はこの寺を開いたとされ、弘法大師の誕生が宝亀5年(774)であることから、宝亀院と命名されたと伝えられています。

宗派:高野山真言宗
山号:高野山 (こうやさん)
院号:宝亀院(ほうきいん)
寺格:別格本山
寺紋:
御本尊:十一面観世音菩薩〔重要文化財〕
ご利益:抜苦与楽・息災延命
札所:新西国三十三所観音霊場第6番
住所:和歌山県伊都郡高野町294
拝観:年中無休。9:00〜17:00
拝観料:境内自由。
電話:073-656-2018
URL:
アクセス:南海電鉄 高野山駅から路線バスで約15分。
御詠歌:(新西国三十三所観音霊場)
「高野山 峯にかがやく ともしびは 万代(よろずよ)きえぬ 光なりけり」



山門(さんもん)



 山門を入って、正面が弘法大師御衣替霊場、その奥が本堂になります。右手の建物は寺務所です。




弘法大師御衣替霊場(こうぼうだいしおころもがえれいじょう)
弘法大師入定(にゅうじょう)の御影(みえい)の絵が小さな祠に祀っています。その絵には、醍醐天皇の夢枕に立った頭髪、髭が伸びて、衣は汚れてぼろぼろになった弘法大師の姿が描かれています。祠の隣には、地蔵菩薩像、巡り錫杖(めぐりしゃくじょう)があります。巡り錫杖は四国八十八ヶ所の大先達の方が寄進されたもので、3度錫杖を揺らすと四国八十八ヶ所を巡拝した御利益が頂けるそうです。



霊水井戸(れうすいいど)
弘法大師御衣替霊場にある観賢僧正(かんげんそうじょう)が掘ったとされる「御衣染の霊水」の閼伽井(あかい)があります。この不老長寿の霊水とも言われる「御衣染の霊水」(水)を使用して、大地で育った黄柏(おうばく)、蘇葉(そよう)、木蘭(もく らん)、石楠(しゃくなげ)等の薬草(地)を煎じて、太陽の光(天)で衣を染め上げます。天地水の三徳で染め上げられた衣は、毎年3月21日に「弘法大師空海」の廟所へお供えして、この新しい衣を着て「弘法大師空海」は1年間修法されると高野山では考えられています。交換された古い衣は小さく切って、様々な功徳がある「御衣切お守り」というお守りにするようです。この霊水は、飲めば胃腸によく、浴びれば皮膚に良いと言われています。



本堂(ほんどう)
弘法大師作と言われる本尊 十一面観世音菩薩〔重要文化財〕、と弁財天尊、厄除大師坐像が祀られています。




【御朱印】

(新西国三十三所観音霊場第6番)

「御衣観音」





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