アスベストとは

今日は電業協会主催のアスベスト講習会を受講してきました。復習の意味を兼ねてblogに記載します。多くの方に石綿(アスベスト)の危険性について理解してもらえればと思います。

石綿は(アスベスト・せきめん)と呼ばれ昭和45年から平成2にかけて年間30万トンもの量が海外から輸入されていたようです。建築材料としては耐薬品・耐燃焼・セメントとの融合性・耐電性・引っ張り強さ・耐磨耗性に優れ魔法の材料として呼ばれていました。しかし1975年あたりから石綿による職業がんが発生し2000年前半には121人、平成16年では800人を超える労災認定数が報告されています。この状態だと2030年には2万人を超える認定者が出るだろうと言われています。石綿は様々な物に使用されていますが多くの建築材料にも含まれており私達の身近な部分で使用され、含有している材料を具体的にあげると内装材・天井材・壁材・床材・軒天材・対価被服材・天井結露防止材などがあります。
■ばく露
建物の老朽化により解体・改修作業を行う事で建築材に含まれた石綿は肉眼では見えない大きさで空気中に浮遊します。この石綿粉塵を長期間吸い込む事により肺に大きなダメージを受ける事になります。石綿にさらされて作業する事は大変危険な事なのです。建物解体等で石綿が含まれる建材がある場合は@発散させない事A吸入しない事B第三者への汚染を防止する事が上げられます。
Bは特に注意する必要があります。作業時に着ていた作業服で人と接触する事によりその人も石綿による被害を受ける事があるからです。
■石綿による疾病
最近大きな問題になっている石綿ですが私達の体にどのような影響があるのでしょうか。石綿粉塵を吸入すると肺にμm単位の極々細かい繊維が入ります。この繊維が肺胞に達すると呼吸機能が低下したり、重症になると肺がんや中皮種になります。怖い事に発症は石綿粉塵の吸引量で決まるのではなく微量であっても発症する可能性があると言う事です。また、石綿粉塵による肺がんや中皮種はばく露から発症までの期間が長く肺がんでは20年〜40年、中皮種では10年から50年と言われ、肺がんの場合喫煙をしない人より喫煙される人の発症が高い事が報告されています。中皮種の場合では発症から5年以内に死亡するとの報告があり現在ではこれといった処置がないようです。
◆後日は「アスベストその対策について」を記載します。
■アスベストその2
■アスベストその3「アスベストその対策について」
■アスベストその4「各レベルの作業手順【レベル1】」
■アスベストその5「各レベルの作業手順【レベル2・3】」
■アスベストその6「保護具について」
■アスベストその7「保護衣・作業衣」

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