レベルカラー、マメラッカーのことなど

 Mr.カラーのことを、ついレベルカラーと言ってしまうことが、いまだにあります。最近見かけた、グンゼ産業や、レベルカラーに関するつぶやきに誘われて、我が家に残っている前世紀の模型用塗料について確認してみました。


 「レベルカラー」は、1960年代の後半、郡是産業(グンゼ産業→現・GSIクレオス)が、藤倉化成と共同で開発したプラモデル用の塗料であり、当時提携していた米国レベル社のブランドを冠して発売したものです。1977(昭和52)年の、レベル社との提携解消後は、自社ブランド「Mr.カラー」として販売を継続し、現在に至ります。

 レベルの代理店はタカラが引き継ぎ、レベルカラーも継承したのですが、1980年代の提携解消に伴い、レベルカラーの販売も終了しました。

 レベルカラーは、タカラのものも含めて、以下の11色が残っています。9ゴールドや10カッパーはほとんど減っていません。多分、生きているうちに使い切ることはないでしょう。


 その中で最も古いものは、この5ブルーです。ラベルの販売元の表記が「郡是産業(株)物資部」となっています。「郡是産業」が「グンゼ産業」に社名を変更したのは、1971(昭和46)年のことなので、購入したのは私が小学校低学年の頃でしょう。
 小学校2年生の時に、閉め切った部屋でプラモデルの塗装を行っていたところ気分が悪くなり、翌日の運動会を休む、という事件が(^^;発生しました。多分その頃に購入したものでしょう。4割くらいの量残っています。


 その他の販売元の表記は「グンゼ産業(株)物資部」、「グンゼ産業(株)レベル部」、「グンゼ産業(株)」などと、年代順はわかりませんが、時代によって異なります。


 郡是とグンゼ時代の、ラベルの表側を比較すると、Revellのロゴのデザインや、色名の表示位置が異なります。ボトルや蓋の形状は同じです。


 グンゼ産業(株)物資部時代の製品カタログも見つかりました。58黄橙色までありますが、51肌色〜58黄橙色は近日発売と記されています。

 タカラのレベルカラーは、引き継ぎ当初グンゼ時代の蓋(下写真左)をそのまま使用していましたが、後にTAKARAのロゴ入りのデザイン(下写真右)に変更されました。


 懐かしいエスクマ印のマメラッカー(島田塗料)も見つかりました。緑、黄、茶の3色と、サーフェイサー、パテです。缶入りで、色名の表記はなくて蓋の色が何色か示しています。


 緑と黄は、高校生の時にペーパーで自作した北恵那鉄道のモ565の塗装に使用したものです。中身を確認したところ、まだ使えそうです。当時は、鉄道模型の塗装には、マメラッカーと同じエスクマ印の百万人のハンドスプレーというのを使っていました。懐かしいです。


 茶は缶を振るとカラカラ音がします。パテとサーフェイサーは蓋を開けませんでしたが、缶を振った感じではまだ固まっていないようです。もったいないので、使えるものは使うことにしましょう。
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コメント (2)
マメラッカーの記事を漁っていてみつけました。
興味深く読ませていただきありがとうございます。
こちらも当時の思い出をコメントさせていただきます。
何かのネタになれば幸いです。
マメラッカーですが、銀色は蓋が二重になっており中の
銀のペーストを缶の溶剤に溶かして使うようになっていました。
当時硬化したマメラッカーを再利用しようと火にあぶって缶が破裂して火傷した生徒が出て、学校から使用中止になる騒ぎがありました、学校のクラブ活動で模型クラブがあり影響が出ました。
缶の蓋の開け閉めの煩わしさと密閉性の不安もあってレベルカラーに転向しました。
レベルカラーの青色は群青色で、当時無かったコバルトブルーの調色には苦労させられました。
今でも当時の残りを使っておりますが、色によって伸びや隠ぺい性、溶剤への薄まり方に癖があって油断できません。
andonatu
andonatuさんこんにちは。興味深いエピソードありがとうございます。
すっかり忘れていましたが、マメラッカーの銀色は、確かにペーストが別になっていましたね。小学生の頃に、鉄道模型の屋根を塗るのに使いました。懐かしい記憶がよみがえりました。
レベルカラーは、やはり色によって癖があるのですね。小中学生の頃、プラモデルの塗装で苦労したものです。

桜山軽便・今井

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