亡父の生存装い、障害年金1千万円詐取 息子に実刑判決 神戸地裁

 亡くなった父親が生存しているように装って障害年金計約1千万円をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた神戸市中央区の警備員の男(56)の判決公判が12日、神戸地裁であり、市原志都裁判官は懲役3年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 判決によると、2011〜17年、年金受給権者現況届に1997年に亡くなった父親の名前を書くなどして偽造した上で日本年金機構に郵送し、亡父名義の口座に計約1千万円を振り込ませた。

 公判で、男側は現況届に父親の名前を記入したことなどを認めたが、「遺族年金として受け取れると思っていた」「故意はなく無罪」と主張していた。

 市原裁判官は男の主張を「あまりにも不自然、不合理」などと指摘。常習的で被害が高額であり、弁済未了額が800万円以上あることなどから「実刑は免れない」とした。

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