巨人・山口俊「抑えることに必死でした」誕生日にみそぎ投 1年前は酔って暴行

悪夢を払拭できたか。巨人・山口俊投手が31歳の誕生日の11日、ヤクルト戦(神宮)に先発し6回までに8安打を浴びながら3失点に抑え、7勝目(6敗)を挙げた。

 初回に打線が2点を先制も、すぐに追いつかれる苦しい展開。それでも弱体ヤクルト投手陣を打ち込み快勝した。

 山口は「最低限の仕事だった。打者に感謝ですね」とホッとした表情。1打席目には左翼席の巨人ファンから「ハッピーバースデー」の合唱が巻き起こったが、「抑えることに必死でした」と余裕はなかった。

 昨年の誕生日には、酒に酔った末、病院で警備員に暴行。シーズン終了まで出場停止処分を食らうという、悪夢の誕生日となった。

 巨人はこの日、元外野手の柿沢貴裕容疑者(23)がチームメートの野球道具を盗み逮捕された事件を受け、「紀律委員会」を開き再発防止策を協議。これまでも実施してきた選手対象の講習会に、新たに飲酒や社会人としての基本的な所作をテーマに加え、回数も増やしていくことになった。飲食中に裸の動画をSNSに投稿し無期限出場停止と罰金の処分を受けた河野元貴捕手(27)と篠原慎平投手(28)だけでなく、山口の件も無関係ではないだろう。

 名誉挽回を期したFA移籍2年目は、開幕からローテーションを守り、リーグ6位の防御率3・21はまずまずだが、自身が作った貯金は「1」。「自分が思っていたようには貯金を作れなかった。後半戦は1勝でも多く勝ちたい」と誓う。

 巨人は4連勝で借金「1」。首位の広島から6ゲーム差での折り返しとなった。読売新聞グループ本社の渡辺恒雄主筆が「高橋監督は名監督」と発言した6日の広島戦以降5勝1敗。1996年の“メークドラマ”は札幌での広島戦から快進撃が始まったが、今年も“名監督ドラマ”のスタートとなるか。

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