欧州縦断旅日記5 ドルトムントで香川のプレーを観戦

9月10日
ケルンからドルトムントまでは、電車で2時間もかからない。20ユーロ。途中エッセンなどという北大寮生には懐かしい名前の駅も。ドルトムントについたのは、午前11時だったけど既に駅周辺には、黄色と黒のドルトムントカラーのユニフォームに身を包んだサポーターがいっぱいいる。駅前を見る限り、それほど大きな都市ではないけれど、すごい熱気を感じる。



ドルトムントは、今回の旅行の中で、唯一明確な目的をもって訪れた場所だった。お目当てはもちろん香川真司。若き日本代表のエースにして、ドルトムントのキープレーヤー。昨季のブンデスリーガで文字通り旋風を巻き起こした香川が、実際にドルトムントでどう受け止められているのかを是非とも見たかった。そして今回のゲームでは、今年1月に続き欧州在住のワンゲルOB3人で終結し、第二回北大ワンゲル欧州支部会の開催も併せて開催することになった(まあ一緒に試合を見て、ビールを飲んで楽しむだけなんですが・・・)。

駅近くのユースホステルで、4年したのOB、ゴンちゃん(北極圏在住)と合流し、早速ビールを流し込む。

久しぶりだけど、ネット上でよくお互いの動向を知っているのであまり懐かしくないのはいつもの通り。それから電車でスタジアム前に移動し、ドイツ在住の研究者ヲカさんと落ち合う。実はこの三人は元ワンゲラーでもあるけれど、サッカー経験があって、同じ北大けいてき寮に住んでいたという共通点のある3人なのでした。

香川のユニフォームを着た現地サポもちらほら。昼間っからビール飲んで気勢をあげています。


今回のチケットは、ネットでドイツ語を駆使して(グーグル翻訳を駆使して)ごんちゃんが予約してくれたもの。一人42ユーロで、サイドスタンドのはじっこあたりの席を確保することができました。そのチケットをスタジアム前の指定エリアに回収にいくと、そこには香川のユニフォームを来た日本人サポーターがたくさん。

前に並んでいた女性はセレッソ時代からの熱烈な香川マニアのようで、ドイツにもしょっちゅう来ているとか。そして今回もこれ以後3試合ほど続けて観戦するという気合の入りよう。熱心なサポーターは本当に凄い。

会場には、日本代表ユニをきている人も。

そこらへんを歩いていても、日本人と言うだけで「シンジ〜シンジ〜」と声をかけられる。悪くない気分。

自分以外の二人は、試合前に公式グッズショップで香川のユニフォームを購入して、応援準備ばっちり。自分は、しかし、正直この色合いがあまり好きではないので今回は購入を見送る。番号入りで、1枚70ユーロほどだったようです。

会場内の盛り上がりはなかなかのもの。噂に名高いドルトムントのスタジアムはサッカー専用で、8万人収容だけど、どこからもピッチが見やすく、雰囲気もいい。ゴール裏に陣取ったサポーターの山はド迫力で、こりゃアウェーチームはビビルだろう。



香川特製プラスチックカップに入ったビール(9ユーロ)を購入し(いろいろな選手のバージョンがあり、本当はランダムに給仕されているけれど、売り子さんに無理やり頼んで香川版を入手)、試合観戦。

当日の相手はヘルタ・ベルリン。それほど目立った戦績のチームではないので、昨季チャンピオンのドルトムントにとっては安全パイかと思いきや、とても切れのいいカウンターを見せて、ゲームでは序盤からベルリンがいい動き。香川は先発出場するものの、相棒のゲッツエも出ておらず、いまいち動きもパッとしない。いいパスが出てこないので、下がってゲームを組み立てようとするも、うまくいかず、なんだかスランプっぷりが如実に出るようなゲーム内容だった。8万大観衆の声援もむなしく、なんとホームで格下のベルリンに敗れ去り、香川も無得点。実に消化不良のゲームだった。

とはいえ、本場の雰囲気を味わえたのは、とても良かった。ゲーム中香川に対して、あちこちから「シンジー」という声援がかかるのも嬉しかった。日本の選手が、本場のサポーターにこれだけ愛されているということは、ヨーロッパ在住の1日本人としてとても誇りに思える。今回の結果はともかく、こうやって世界の舞台で奮闘する日本人選手をこれからも応援したいと強く思った。香川だけでなく、本田、長友、岡崎、宮市、とこれからも期待できる選手がたくさんいるから、ヨーロッパサッカーはこれからも見続けることになるだろう。それに、世界のどこにいても試合を見ることができるからね。

試合後は徒歩で、市内まで。それから街に繰り出して、本場のビールと肉料理で残念会。





自分は、この旅を最後に英国をあとにするけれど、ゴンちゃん、ヲカさんの二人は、これからも欧州に残るので、またワンゲル欧州支部が開催されるといいな。3−4件、バーなどをはしごして、心行くまでビールを楽しみました。街のどこへいっても黄色と黒のユニフォームだらけで、みんなヤケ酒をしているようでした。次の機会には、勝利を喜ぶサポーターに混じって、ドルトムントで祝杯をあげてみたいものです。

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