遺体保管所めぐる紛争の防止めざし条例提案。自民、公明、民主などの反対で否決。都市建設委員会

 「知らないうちに、隣の空き家が遺体保管所だった」。こんなことが実際に起こっています。
 日本共産党市議団は9月議会に、こうした事態が起こらないように「千葉市葬祭場等の設置の調整に関する条例(案)」を提出しました。
 その審議が12日、都市建設委員会で審議されましたが、賛成少数で否決されました。賛成したのは、日本共産党と市民ネットだけでした。自民、公明、民主などは、必要性は認めるものの、「国の法改正でやるべきだ」「いろんな問題が混在している」「適正かどうか疑問」などと述べ、反対しました。
 千葉市でも、紛争が起こる可能性は十分にあります。引き続き、実現に向けがんばっていきます。

私が都市建設委員会で行った条例提案の説明は次の通りです。

 発議第22号「千葉市葬祭場等の設置の調整に関する条例」について提案理由の説明を行います。
 現在、葬儀場・遺体保管所・エンバーミング施設については、何らの法的規制がなく、自由に設置することができます。そのために、各地で紛争が起こっています。
 今回、提案している条例は、葬祭場等の設置の調整に関し、必要な事項を定め、紛争を未然に防止し、良好な市街地の環境保全を行おうとするものです。
 この間、遺体保管所の設置をめぐり、東京都大田区や川崎市では、大きな紛争が起きています。
 「墓地・埋葬等に関する法律」では、遺体から火葬までの間の保管方法等について、何ら規定がありません。そのために、大田区では、自動車修理工場の跡施設に遺体保管所が設置されてしまいました。
 住民は反対運動を行い、大田区議会では2011年12月、「『御遺体保管所』を業として行うものに関する法整備を求める意見書」を全会一致で可決。さらに、2012年3月には、「地域力をいかした大田区まちづくり条例」に「葬祭場等の設置に係る調整」の項目を追加し、遺体保管所等に関する規定をもうけました。しかし、すでに設置された遺体保管所には効力が及びません。
 川崎市でも、住民の大きな反対運動が起っています。しかし、遺体保管所に係わる条例がないために、遺体保管所の設置が進んでいます。
こうした状況を先日7日のTBSテレビが報道し、話題となりました。
 千葉市でも、葬儀場の設置では、すでに若葉区小倉台で反対運動が起っています。今後、遺体保管所の設置でも、紛争が起こることが十分に予想されます。
そのためにも、速やかに条例を制定する必要があります。施行日は本来ならば半年あるいは1年置くべきですが、深刻な先進事例に学ぶと、施行日は、なるべく早くしたいと思いますが、施行規則をつくる時間が必要なので、11月1日にすることが望ましいと考えます。
 先輩委員、同僚委員のみなさんのご賛同をよろしくお願いいたします。(以上)


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