日本青年会議所(JC),知られざる右翼団体、・・・日本会議の協同団体

 
日本会議というものが現在、大きな関心を呼んでいる。端的に言えばカルト
の傾向を持った極右団体であり、その目指すところは戦前の国家神道国教
化と明治以降から敗戦までの近代天皇制軍事警察国家への回帰ということ
は明瞭である。その加入団体、会員はすでに紹介されている通り。特筆すべ
きは自民党の国家議員の大半が加入し、日本会議のの運営組織であるかっ
ての生長の家発祥の右翼学生運動幹部の面々が生長、老化して政権中枢
と一体化していることである。ーかれらは右翼運動団体、新右翼から日本青
年協議会と自称し、かって主に九州の大学で左翼学生による封鎖解除を行
って「実績」を挙げた。その後に左翼学生運動が衰退するにおよんで、敵対す
るものを失った日本青年協議会は封鎖解除などで協力した原理研などとの
内ゲバを繰り返し、生長の家本部とも対立するに至った。彼らを「大人の世界
」に導いたのはかっての自民党有力参議院議員の村上正邦であった。

 ・・・・・さて日本青年会議所、JCである。日本青年協議会と「青年」で意気
投合したのか、日本会議の実質加盟団体と称すべき存在である。日本青年
協議会が草の根の右翼運動、改憲運動を行うのと同じく一般人は全く公正
中立を思い込むことにつけこみ、日本青年会議所、JCのメンバーは同じよう
に草の根の右翼、改憲運動を行っている。


現在、日本会議の協同団体という位置づけのものは日本青年会議所、JC
と「英霊にこたえる会」が挙げられる。正式加盟はしていなくとも、JCの場合、
表向き、まことにまっとうな顔をしてその実、最も尖鋭な右翼活動の実働部隊
である。

ちょっと考えれば、JC、青年会議所があの日本会議tと密接な関係を持つ
右翼的団体、とは一般市民は気づいてもいないが、少し注意してみれば、ま
さに日本青年協議会のまさしく別働隊としての日常右翼活動は実に徹底して
いることを知って驚くはずだ。歴史的にも有名な事件は数々ある。

 日本青年会議所、その地域支部は主に中小企業の後継者、若手経済人
がおもな構成である。商工会議所としたがってタイアップする存在であり、若
手なるがゆえの実際の活動を受け持っている。年齢的にJCを卒業したら、商
請う工会議所に横滑りのように入る者が多い。

 商工会議所が明確に商工会議所法で規定されている公共的経済団体であ
るのに対し、JC,青年会議所はアメリカに本部を持つ国際組織の日本支部で
あり、そこに公共的性格は法的に公益社団法人というに過ぎない。いわばロ
ータリークラブなどと同じ類の団体だが公益法人として認可されている。。そ
こで地域においては商工会議所、行政と関連を持ち、実際のイベント、行事
に企画の段階から駆り出されるのはJCであるから、ここから、奇妙な性格、
が出てくる、民間極右団体の日本会議の協同団体、共同行動を日常行う
団体としてその草の根活動を担う、活動する右翼若手経済人の団体となっ
たのである。その地域に根ざしたある種の特権的立場から、「どこにででも
入りできる」隠れた右翼団体として、日本会議の正式加盟団体ではなくとも
協同団体として実質的に大きな意味を持っている。

 地域において、青年会議所、JCは各種の催し、行事の運営に携わっている
。右翼組織と思われている団体が入り込めない、小中学校などにJCのメンバ
ーが出向いて「改憲講演」、実際は日本会議流の改憲の扇動である。半ば公
的、中立な組織との先入観が一般にはあるから、このような日本会議の意向
を受けた草の根の活動をたやすく行い得るわけである。

 経済団体はえてして右翼団体的な活動を、また日本会議の支援を行うこと
が多く、団体としては加盟はしていなくとも昨年11月の改憲決起集会でも九州
の経済団体の人物が滔々と改憲を訴えことにも見られる。若手経済人、広義
の経済人が早くから右翼的傾向を帯びて草の根活動に邁進となると日本会議
としてもその有用性は捨てがたいものである。まして公共的団体とみなされ、
地域での多様な行事の運営に直接かかわることが多く、使える団体なのであ
る。したがって青年会議所はその地域的活動におけるある種の特権をもって
、イベント、催し物、祭り、行事などとどもに「草の根」右翼活動の彼らなりの
「啓蒙活動」を行っているのである。

 小中学校などへのJC会員の「改憲」講演も青年会議所が日本会議の協同団
体、準加盟団体と分かれば安易に認めるのは極めて不見識というべきである。

 JC,青年会議所は例えば、本日、6月17日、香川県において「参院選候補によ
る公開討論会」を主催している。報道した西日本テレビで冒頭JC会員と思われ
る若い男が、参院選で表向き改憲論議はなされていないのに、「改憲の必要性
を考えるためにも重要です」と、さすが日本会議の協同団体と思わせるコメント
を放った。

 JC,青年会議所は「知らぬ間に入り込んでくる日本会議」という趣である。その
右翼団体としての性格を知らず、ただ無邪気に若手経済人、後継者の団体と思
って加入した人たちは、その政治性、単に自民党支持だから保守、というレベル
ではない、日本会議の傍系の団体、その目的のための草の根活動を行っている
と知った場合、・・・・・どう考えるのだろうか。反発、疑問で退会する?それは少な
いと思われる。若手経済人、経営者は保守を通り越した右翼である、極右である
、という日本の断面がここに露呈しているのである。

 いまさらJC,青年会議所が日本会議と袂を分かつ可能性など限りなくゼロに近
いと言わざるを得ない。ただ、形式上は公益法人であり、「英霊にこたえる会」と
同じ、日本会議の「協同団体」というのでは不見識というべきであろう。(正式加盟
すべき、という意味ではない)

 
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