ファヴリット (1) 『アップルパイ』

京都・四条西洞院にある、「お菓子工房ファヴリット」さん。
04年4月オープン、ホテルご出身の上野シェフご夫妻のお店です。私たちがお伺いしたときは、気さくな奥様の接客に、息子さんも工房で一緒に作っておられて、家庭的な温かさがほんわか伝わってきました。

なにかの紹介本で『オムレット』という、お子さま向けの親しみやすいケーキしか紹介されていなかったので、好みではないかなぁと思っていたのですが、やっぱり自分の目と舌で確かめなきゃと寄ってみました。
ショーケースを一目見て、あらまっ! という感じ。
丁寧に作られた本格的なケーキが並んでいて、目移りしてしまいます。幼いお子さま向けと大人を意識したものが共存しているようですね。(『アールグレイ』というケーキ、素晴らしい仕上がり! トップ頁に戻って「tea break」ご参照下さい)
店名通り「Favorite=お気に入り」が見つかりそうです。

さて。肝心のパイですが、嬉しいことに通年作っておられるパイがあります。『アップルパイ』です。ケースの中でも、ひときわ目立っていました。本日はコレで。

『アップルパイ』、一辺約10.5cm、高さ5.5〜6.5cmほど。結構腰高のパイです。
上部には定番の網目模様。ナパージュで輝いているパイは持ち重りがするほど。底には、ピケした香ばしい折りパイ生地、その上にはパイのサクサク感を保持するために2cmほどのマドレーヌっぽいスポンジ生地が敷いてあります。
そして特筆すべきなのはフィリングのリンゴの量。ほのかにシナモン風味がするリンゴ(日によって異なるそうです)が、ぎっしり。目一杯詰め込まれています。レモンもふってあるので、甘味と酸味のいいバランス。パイにもリンゴにも発酵バターを使っているとか。それを口の中にいっぱい頬張って食べる瞬間…幸せです。
この一切れのボリュームといったら…。でも、あっという間にお腹に納まってしまいました。派手さはないけれど、食べ飽きない仕上がりだからでしょう。

このパイはホールもあります。家族や友人みんなで切り分けてわいわいと楽しみたいですね。1500円でお得感も十分。
なんともいえない安寧を与えてくれるお菓子、それがこのアップルパイ。
次回は、このところ立て続けに嫌なことばかりでめげているNさん家にでも持って行くとしよう、か。ひとときでも「ごゆるりと、どう?」…ってね。




●『アップルパイ』380円 

●「お菓子工房 ファヴリット」
  京都市下京区西洞院通四条下ル妙伝寺町705  
  Tel 075-344-6596       定休日/水曜

最近の画像付き記事