介助を切り口に人と人の出会いと暮らしを探り23年―ケアシステムわら細工全体会を終えて


ケアシステムわら細工と地域活動支援センター・パタパタ、そしてぶてぃっくぶあく…介助、拠点、店の三つの組織が統合し、NPOかがし座となったのが4月。再出発するわら細工の総会あらため全体会がきょう開かれた。

まだ制度がない1990年に発足したわら細工は、さまざまな人々が他者の手を借りることも含めて共に生きる関わりを具体的に行うための組織として23年やってきた。

「来た時が会員」、「出入り自由」のフレキシブルなわらじの会の裏地のような組織で、なんと233名もの会員を擁する影の大組織。

 わら細工全体会(これまでの総会)の議論は熱くぶつかりあい、結論はとうぜん出なかったが、そのエネルギーが、まだ発足間もないNPO法人の血肉として受け継がれるべき諸課題をぼんやりと浮かび上がらせた。

総会を終わって…わら細工をきっかけにわらじの会に出会い、やはて職員ともなった二人と、二人の子供たち。

2ヶ月の赤ちゃんが泣くと、2歳の姉が自分の胸を出して乳をのまそうとすると、両親。

そんな子供たちに、今日の総会は必ずなにかを刻んだに違いない。



総会を終えた後は、かがし座前の駐車スペースで、わら細工を支えてきた職員・Tさんのお疲れ様会。

××障害とかいうけれど、障害があろうがなかろうが、実際に人と関わり合うことを欠いたことばの情報洪水の時代…いろんな場に共にいること、それだけでいい。


かんちがいだろうが、ぎくしゃくしようが、そこから人が変わり、社会が変わる。

Tさんに、自分の言葉で挨拶し、ハグして帰ってゆくMくん。数年前は入所施設にいて、存在が消えていたのだ。




花束をもらうTさん。老いた母をこれまで同居してきたきょうだいから引き取るつもりだが、まだ夫が納得しないという。

わら細工の一線を退くことで、自分自身の決意を固める。成算は必ずしもない。



組織としては穴だらけだが、元来パッチワークである。

一人ひとりの生きざまのパワーは、本人が思っている以上に強力だ。

制度は大事だが、それ以上に自分が家族に、近隣社会に、職場に、自分の弱さと思っていることをさらけ出した時、きりひらかれてゆく関係は予想外の広がりをもちうる。

日常の中にこそ、変革の芽はある。



 あなたもわら細工に関わりませんか。  048-738-4593 ケアシステムわら細工






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